人権啓発パネル展「同和問題って知ってる?」
期間 :10月1日(土)~10月31日(月)
場所 :高槻市立春日ふれあい文化センター 1階玄関横展示場
10月の人権啓発パネル展は、『同和問題って知ってる?』をテーマにパネルを展示します。
同和問題は、日本社会の歴史的発展の過程で形づくられた身分的差別により、日本国民の一部の人々が、長い間、経済的、社会的、文化的に低い状態に置かれることを強いられ、今なお、日常生活の上でさまざまな差別を受けるなどの我が国固有の人権問題です。
・この問題の解決を図るために、平成28年12月に「部落差別解消推進法」が成立・施行されました。これは、部落問題の解消を推進するための法律であり、「現在もなお部落差別が存在するとともに、情報化の進展に伴って部落差別に関する状況の変化が生じている」とされたことは非常に重要でした。
・この部落差別解消推進法に基づく実態調査で、部落差別の実態として、インターネットにおける特定個人や不特定者を対象とする誹謗中傷等の差別表現や、「就職」や「結婚・交際」の場面における差別が発生していること、正しい理解が進む一方、偏見や差別は依然として存在することが報告されています。
・こうした差別や偏見に基づく行為は、個人の人格や尊厳を傷つけるものであり、決して許されるものではありません。私たちは皆、生まれながらに等しく基本的人権を持ち、かけがえのない個人として尊重されることを世界人権宣言や日本国憲法により保障されています。同和問題を正しく理解し、一人一人の人権が尊重される社会の実現をめざしましょう。
※施設の開館中はいつでも展示を見ることができます。ぜひご来館ください。
問合せ先 : 一般社団法人 高槻市人権まちづくり協会
(春日ふれあい文化センター内) 072-671-9604