平成29年度第32回平和展を開催いたしました
8月3日(木)4日(金)に高槻市生涯学習センターにて第32回平和展を実施し、2,030名の方々にご来場いただきました。
今年度は特別展として『「いま、こどもたちにつたえたい」戦争とくらし』をテーマに滋賀県平和祈念館よりお借りした戦時中の様子を伝えるパネルをはじめ、高槻市が保管している戦争遺品の実物、本市の戦時中の写真などを展示しました。また、原子爆弾の原寸大模型や被爆石の展示、折り鶴コーナーや手作りおもちゃ、平和の木メッセージ、市内公立小学校における平和学習のDVD放映等も実施し、幅広い世代の方々に戦争の悲惨さや平和の尊さを感じていただけたのではないかと思います。展示ホールではクイズラリーを実施し、答えを探してパネルを一生懸命読んでいる子どもたちの姿もたくさん見受けられました。
また、初めての試みとして、各地を回って街頭紙芝居をされている通称“つるちゃん”に来ていただき両日の午前と午後に紙芝居を上演しました。戦後子どもたちが楽しみに集まってきた懐かしの紙芝居やクイズを織り交ぜ、また、田島征彦作「ななしのごんべさん」の絵本の読み聞かせなどをしていただき、子どもたちはもちろん大人も釘付けで楽しんでいました。紙芝居を見た後の絵本の読み聞かせは、戦争を考えるよい機会になったと思います。
初日のロビーコンサート「父の戦争体験を語り継ぐ」では、小川由美子さんのハープ演奏とともに、嶋田香弥子さんが父の戦争体験を書き綴った手記を朗読。戦争体験を語り継ぐことの大切さ、戦争の悲惨さを感じ、平和を祈るハープの音色で癒されるひとときとなりました。
また、多目的ホールでは映画「いしぶみ」(朗読:綾瀬はるか)を午前と午後に2回上映しました。原爆の恐ろしさ、そして戦争の悲惨さを忘れてはいけないと感じさせられる映画でした。
2日目は午後から多目的ホールにて、音楽祭「愛・いのち・平和」を開催し、市内アマチュアコーラスグループ8団体にご出演いただきました。各団体それぞれ会場全体での合唱曲を選曲していただいており、歌を通して平和を願いました。
2日間にわたり開催された第32回平和展にご来場いただき誠にありがとうございました。
また、ご協力いただきました関係各所のみなさまありがとうございました。